価格変動リスク――株価上下が予測できないこと

株価が上昇または下落するリスクのことで、価格の変動幅ともいえる。価格変動の主な要因としては、株式市場の需給関係や企業業績の変化などが挙げられる。

流動性リスク

株式の流動性とは、市場における取引量の多さのことだ。マーケットの動向や市場参加者のマインドなどによって、株式の流通量が減少することがある。その結果、「購入したいときに購入できない」「売却したいときに売却できない」というリスクが発生する。

倒産リスク

企業が倒産することによって、その株式の価値が最悪の場合ゼロにとなるリスクのことで、価格変動リスクに含まれる。倒産の原因としては、経営・財務状況の悪化や不祥事などがある。

為替変動リスク

外国株式において、為替相場の変動により外貨建て資産の価値が変動するリスクのこと。外国株式が値上がりしても日本円が下落した場合(円高になった場合)、売却益を日本円で受け取ると、実質的に利益が減少したり損失になったりすることがある。なお、購入時より円高に振れた場合でも、外貨のまま受け取れば、為替変動による損失を回避できる。

カントリーリスク

投資対象国・エリアにおいて政治・経済事情が悪化することで、株式市場にマイナスの影響を与えるリスクのこと。一般的に先進国のカントリーリスクは低く、新興国・中東・中南米・アフリカなどの地域はカントリーリスクが高いといわれている。